プッシュ通知などチャネル単位で可能な配信制御が、キャンペーン単位でも設定可能になりました。
1つのキャンペーン内で開封後の再配信を防いだり、ユーザー1人ひとりに最適なメッセージを届けることができます。
機能概要
配信対象設定で「プッシュ通知の配信」や「アプリ内メッセージの表示」といったイベントのプロパティとして「キャンペーンID(campaign_id)」の値を指定できます。
特定のキャンペーンに接触したかどうかを選択し、より詳細な配信コントロールが可能です。
リリース日
2026年1月29日
解決する課題
「施策へ接触したユーザーは一定期間で再配信しない」などの送りすぎ防止、「特定の施策を受け取ったら別の施策を送らない」設計の調整、「開封するまで繰り返し届ける」といったアプローチが簡単に実現できます。
必要な情報を適切に届けることでユーザー体験の低下を防ぎ、複数の施策を加味したより高度なコミュニケーションを支援します。
ユースケース
1. 同一キャンペーンの送りすぎを防止する
「過去30日以内に1度でも本キャンペーンが配信されたユーザー」を除外することで、同じ内容が短期間に何度も届くのを防ぎます。
一定期間が経過したユーザーには再度配信されるため、定番施策の鮮度を保ちながら継続的なアプローチが可能です。
2. 反応のないユーザーへ継続的にアプローチし、リテンションを促進
「キャンペーンAを配信したが、開封していない」という条件を設定することで、反応のないユーザーに対してチャネルやタイミング・訴求を変えた継続的なアプローチが可能です。
1度きりの配信で終わらせず、リテンションに至っていないユーザーへリーチし続けることで、継続利用を促します。
3. キャンペーン同士を組み合わせた、配信タイミングの調整や送り分け
複数のキャンペーンを組み合わせて、一連のストーリーに沿った配信タイミングの調整やメッセージの送り分けができます。
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例:ステップ配信で段階的なフォローを実現
キャンペーンAの配信から3日後にキャンペーンBを送る
ユーザーの状況に合わせた最適なアプローチを、施策全体を鑑みてコントロールします。
使い方
配信対象設定のフィルターの「イベントプロパティ」メニュー内でマーケティング機能に関連するイベント(「プッシュ通知の配信」など)を選択すると、イベントプロパティとして「campaign_id」を指定します。
- イベントプロパティから、対象のイベント(例:[プッシュ通知 配信])>
campaign_id*を選択します
*プロパティ名はチャネルによって策定されており、名称は「campaign_id」とは限りません。 - 演算子(「等しい」など)を選択し、値の欄に各キャンペーンの詳細画面に表示されるIDを入力します
詳しい設定手順は、「キャンペーンの配信や開封をもとに配信対象設定を設計する」 を参照してください。
注意点・制限事項
本機能を利用する際、意図しない設定を防ぐため以下の点にご留意ください。
イベント実行履歴を用いた指定に伴う制約
イベントを用いたセグメント条件として指定できるのは、30日が上限です。
上記ユースケースのように設定する場合も「キャンペーンに30日以内で接触した」が最大になります。
毎日配信している施策で、「一度も受信していないユーザー」といった、長期にわたる除外設定を希望される際は、ユーザープロフィールの活用をご検討ください。
コントロールグループを含むA/Bテスト実施時の留意点
コントロールグループに割り振られた場合も、配信/表示イベントが発生します。
「実際にユーザーへ配信が行われた」という条件をコントロールグループを含むキャンペーンでは厳密に指定できません。
「配信対象であっても比較検証のためにあえて配信/表示しなかった」という状態を記録するための仕様ですが、直感的な挙動とは異なる場合があります。
配信対象設定でA/Bテストの特定パターン配信のみを除外/追加する方法
コントロールグループや特定パターンの配信だったユーザーを配信対象で選択できません。
将来的なアップデートで、配信時にどのパターンが割り当てられたかを識別できるプロパティの追加を予定しています。
これによって、「コントロールグループだったユーザー」を除外したり、「特定のクリエイティブを見たユーザー」のみを条件指定できるようになります。
よくある質問
Q. キャンペーンIDはどこで確認できますか?
キャンペーンIDは、各キャンペーンの詳細画面内に表示されます。
また、キャンペーン一覧画面の検索窓にIDを入力して、該当施策を特定することも可能です。
Q. 「特定の期間内にAを3回以上配信された人」のように、回数を条件に設定できますか?
いいえ、現在は「特定の期間内に1回でもイベントが実行されたか(あるいはされていないか)」という条件のみ設定可能です。
回数を指定した詳細な絞り込みについては、近日中の機能アップデートでの提供を予定しています。恐れ入りますが、リリースまで今しばらくお待ちください。
(2026年02月26日:追記)
無事にリリースが完了し、3回以上という条件も利用できます。
Repro 機能アップデート|イベントプロパティの「実行回数」を指定した配信設定が可能になりました
Q. マーケティング機能に関連するイベントには、どのような種類がありますか?
「プッシュ通知の配信」「アプリ内メッセージの表示」「ボタンのクリック」など、キャンペーンの配信や表示、ユーザーの反応に関するイベントが対象です。
利用可能なイベントの全リストとそれぞれの定義については、管理画面ガイド:マーケティングイベント一覧 を参照してください。
Q. 今後、campaign_id 以外に指定できるプロパティは増えますか?
はい、より柔軟なコミュニケーション設計ができるよう、いくつかのプロパティの拡充を計画しています。例えば以下のプロパティがございます。
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variant_id:A/Bテスト実施時に、どのパターン(あるいはコントロールグループ)が割り当てられたかを識別します -
click_button_id:ボタンが複数あるメッセージにおいて、どのボタンがクリックされたかを識別します
お問い合わせ
担当カスタマーサクセスまたは管理画面右下のチャットよりご連絡ください。