配信対象設定は、プッシュ通知やアプリ内メッセージなどマーケティング機能でユーザーをセグメントするために必要な項目です。
この記事は、特定のチャネル単位 もしくは 特定のキャンペーン単位 で「配信(表示)した・反応(開封・クリック)した」ことを踏まえた設計方法を説明します。
配信対象とするユーザーの指定には、イベントやユーザープロフィール、既存ユーザーといったフィルター条件をかけ合わせます。
扱い方に自信がない方は、先に「対象ユーザーの設定時、フィルターや、And・And not・ORの使い方がわかりません、どのように使えばいいですか?」を一読してください。
マーケティング機能関連のイベント
本来はイベントを利用するため、ReproのSDKやAPIを用いて実装します。
それとは別に、マーケティング機能の利用に伴って、配信結果の数値算出を目的とした弊社定義で自動的にトラッキングされるイベントがあります。
これらのイベントを用いることで、配信状況やその反応有無を用いて施策を設計できます。
どんなイベントが存在するかは、「配信対象設定で利用できるマーケティング機能関連のイベントは何がありますか?」にある一覧を確認してください。
コントロールグループを設定したA/Bテストを行っている場合、コントロールグループが割り当てられたユーザーにも「配信・表示」イベントは発生します。
「配信対象であっても比較検証のためにあえて配信/表示しなかった」という状態を記録するための仕様ですが、直感的な挙動とは異なる場合があります。
特定のチャネル単位
チャネル単位で設定を行います。設定するチャネル単位で、配信や反応有無をもとにキャンペーンを届けるか選択できます。
操作方法
どのように操作を行うか、管理画面を用いて説明します。
- 今回施策を設定したいチャネルのキャンペーン作成画面で、配信対象設定の項目を開きます。(※ チャネルごとに多少UIが異なります。)
- セレクトボックスから [イベント] を選択し、1番下までスクロールします。
- 今回の施策で関連性を持たせたいチャネルのイベントを選択します。N日以内にN回の部分を自由に登録します。
ユースケース
どのような設計を行うか、ユースケースをもとに説明します。
プッシュ通知を開封している人に限って、アプリ内メッセージを配信
直近30日でプッシュ通知を開封したが、7日以内に購入していないユーザーに限って、クーポンをアプリ内メッセージで配布する設定です。
プッシュ通知 開封 を 30日以内に 1回以上 実行した AND 7日以内に 1回以上 実行した
プッシュ通知の配信回数に応じて、プッシュ通知を配信
当日の配信時刻まで1つもプッシュ通知を配信していないユーザーに、オトクな情報をプッシュ通知で配信する設定です。
既存ユーザー AND NOT プッシュ通知 配信 を 0日以内に 1回以上 実行した
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プッシュ通知の配信対象者の選出は、実際にプッシュ通知を配信する15分前に行われます。
配信時刻が近く設定されると、除外条件が適用されない可能性があります。 -
複数の端末を所持するユーザーは、端末ごとの配信で1回とカウントされます。
例えば、プッシュ通知配信 を 3回以上 という条件で除外設定すると、3種類のキャンペーンではなく、1種類のキャンペーンによる3端末の配信で除外される可能性があります。
特定のキャンペーン単位
キャンペーン単位で設定を行います。特定のキャンペーン単位で、配信や反応有無をもとにキャンペーンを届けるか選択できます。
指定方法
どのように操作を行うか、管理画面を用いて説明します。
- 関連性をもたせるキャンペーンの詳細画面の最下部で、そのキャンペーンIDを調べておきます。
2つのキャンペーンを同時に設定する場合、先に非公開で保存するとキャンペーンIDが表示されます。 - 今回施策を設定したいチャネルのキャンペーン作成画面で、配信対象設定の項目を開きます。(※ チャネルごとに多少UIが異なります。)
- セレクトボックスから [イベントプロパティ] を選択し、1番下までスクロールします。
- 今回の施策で関連性を持たせたいチャネルのイベントプロパティを選択します。
キャンペーンIDを指定し、1で控えておいた値を入力します。
キャンペーンIDを指定する場合、ほとんどが campaign_id を選択しますが、アプリ内メッセージとWebメッセージだけ名称が異なります。
- アプリ内メッセージ:in_app_message_id
- Webメッセージ:web_message_id
ユースケース
どのような設計を行うか、ユースケースをもとに説明します。
2種類のメールを段階的に配信(ステップメール)
アカウント登録の翌日にウェルカムメッセージとしてサービス紹介を配信するメールと、その7日後にサービスのコア機能利用を訴求するメールの設定です。
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ステップ1:一斉配信メール - ウェルカムメッセージ(毎日10時配信)
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ステップ2:一斉配信メール - コア機能利用を訴求メッセージ(毎日10時配信)
アプリ内メッセージを1日1回の接触をベースに、最大3回のキャップを設計
直近30日間で常設キャンペーンを最大3回まで表示する設定です。
フリークエンシーとして、およそ1ヶ月単位の接触回数に上限をもたせることができます。
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配信設定:累計無制限で 1 日に最大 1 回に制限する
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配信対象設定:本アプリ内メッセージの表示が 30 日以内 に 3 回以上 あれば除外する
キャンペーンの新規作成時、自身のキャンペーンIDを確認できません。
一度、非公開で保存し、キャンペーン詳細画面の最下部にキャンペーンIDが表示されたのを確認の上で、設定してください。
アプリ内メッセージを1日1回で表示、さらに前回の表示から一定期間が経過後に再表示
14日間で購入していないユーザーに対して、最大で7日間に1度だけ、おすすめ商品の訴求を行うアプリ内メッセージの設定です。
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配信設定:累計無制限で 1 日に最大 1 回に制限する
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配信対象設定:本アプリ内メッセージの表示が 7 日以内 に 1 回以上 あれば除外する
以上で、キャンペーンの配信や開封をもとに配信対象設定を設計できました。
また、それぞれキャンペーンの流れを可視化するためには、シナリオ機能を用いて実現するほうが望ましい場合もあります。
どのように活用すべきか迷ってしまう場合は、担当カスタマーサクセスが施策のご相談を承りますので、お気軽にお問い合わせください。