この記事では、配信トリガーで設定できる項目を説明します。
ユーザーにアプリ内メッセージが表示されるタイミングを、配信トリガーで指定することができます。
配信トリガー
配信トリガーとしてイベントの実行もしくはユーザープロフィールのセットを選択できます。
設定できる項目を説明します。
項目名 | 説明 |
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トリガーの種類 | 使用するトリガーの種類を選択します。イベントの実行とユーザープロフィールのセットの2種類があります。 |
トリガー | 実際に使用するトリガーを設定します。 イベントの実行ではイベント名を選択し、ユーザープロフィールのセットではユーザープロフィールの値を入力します。 |
イベントの実行とユーザープロフィールのセットの設定方法をそれぞれ説明します。
イベントの実行
イベントが実行されたときにメッセージが表示されます。
イベントとは、特定タイミングのユーザー行動をトラッキングしたものです。
トリガーのセレクトボックスをクリックすると、管理画面左メニュー[設定] > [イベント設定]でOnのイベント名が表示されます。
トリガーに設定したいイベントを選択します。
デフォルトで用意されているイベントは「アプリ起動」のみです。
それ以外のイベントを利用する場合はイベントトラッキングのSDK実装が必要です。「開発ドキュメント > イベントトラッキング」に従い、開発担当者に追加実装を依頼してください。
選択したイベントに対してメッセージを表示するタイミングを調整することができます。
表示するタイミングは3種類から選択することができます。
イベントを選択すると、トリガー右欄にセレクトボックスで指定可能な項目が表示されます。
項目名 | 説明 |
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イベントの実行時 | 指定したイベントが実行されたときにメッセージを表示します。 |
イベントの合計実行回数 | 指定したイベントで特定の回数が実行されたときにメッセージを表示します。 |
イベントプロパティの値 | 指定したイベントの実行時にプロパティが特定の値であった場合にメッセージを表示します。 |
それぞれの設定方法を説明します。
イベントの実行時
セレクトボックスから実行時を選択します。
イベントの合計実行回数
セレクトボックスから合計実行回数を選択すると、条件の設定項目が表示されます。
合計実行回数を設定します。
項目名 | 説明 |
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合計実行回数 | トリガーのイベントの合計実行回数を設定します。 数値は、最小2から最大30まで指定できます。 |
集計対象期間 | 合計実行回数の集計対象期間は同じセッション内です。 Reproでは、アプリが起動してからバックグラウンドへ移行するまでを1セッションとして扱います。詳しくは「セッション・ライフサイクル」を確認してください。 |
- 複数端末で同一ユーザーIDを設定している場合、端末毎に合計値を計算します
- 同一イベントで、かつ、合計実行回数が同じ値で複数のキャンペーンを設定した場合、1つのセッション内でトリガーできるメッセージは1つだけで、キャンペーンの更新日時が最新のものを表示します
イベントプロパティの値
セレクトボックスからイベントプロパティのキー名を選択します。
イベントプロパティのキーを選択した後に、条件を設定してください。
項目名 | 説明 |
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値 | イベントプロパティの値を入力します。 |
比較方法 | 7種類の方法から選択します。 - 「と一致する」 - 「と一致しない」 - 「のいずれか」 - 「以上(数値)」 - 「以下(数値)」 - 「を含む(文字列)」 - 「を含まない(文字列)」 |
配信トリガー「イベントの実行」と配信対象設定のセグメント条件に同じイベントを設定すると、メッセージ表示が行われない場合があります。
例:30日以内購入したユーザーに購入時にクーポンを配布する
- 配信対象設定:イベント「購入」を 30 日以内 に 1 回以上 実行したユーザー
- 配信トリガー:イベント「購入」の実行
この場合、1回目にイベント「購入」が実行され、Reproサーバーにデータが届き、配信対象の条件に含まれるまで数分かかります。
そのため、1回目のタイミングではメッセージが出ず、イベント実行データが取り込まれたのち、再度イベント「購入」が実行された時にメッセージが表示されます。
イベントプロパティの値が小数で、「と一致する」もしくは「と一致しない」で設定した場合、端数処理の関係でトリガーしない可能性があります。
同じイベントトリガーでプロパティのみ異なる値のアプリ内メッセージを複数配信した場合、いずれか1つのアプリ内メッセージを表示します。
詳細は「同じイベントトリガーでプロパティのみ異なる値のアプリ内メッセージを複数配信した場合、端末側ではどのように表示されますか?」を確認してください。
ユーザープロフィールのセット
ユーザープロフィールで特定の値がセットされた時にアプリ内メッセージを表示します。
ユーザープロフィールとは、性別、年齢、地域、言語、会員種別などユーザー付帯情報のことです。
Reproに登録されているユーザープロフィールが指定できます。
デフォルトで使用できるユーザープロフィールは「ロケール」、「タイムゾーン」のみです。
それ以外のユーザープロフィールを利用する場合はユーザープロフィールのSDK実装が必要です。「開発ドキュメント > ユーザープロフィール」に従いに従い、開発担当者に追加実装を依頼してください。
項目名 | 説明 |
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トリガー | セレクトボックスからユーザープロフィールを選択します。 管理画面左メニュー[設定] > [ユーザープロフィール設定]でOnのユーザープロフィールが表示されます。 |
条件 | ユーザープロフィールの値を入力します。 - 値は一致する場合のみ有効です - セット前の値を指定することはできず、再度同じ値がセットされた場合でもトリガーが実行されます |
「日付」型で登録されているユーザープロフィールは、指定することができません。
配信トリガーの設定が完了しました。
次の項目にあたる「アプリ内メッセージの配信対象設定を登録する」を参照してください。