この記事では3種類あるオーディエンスの種類の特徴と、基本的な活用方法を説明します。
実現したい施策にあわせてどの種類のオーディエンスを作成すべきか理解していきましょう。
オーディエンスの種類
3種類のオーディエンスがあり、それぞれ特徴や利用目的が異なります。
項目名 | 説明 |
---|---|
フィルターオーディエンス | イベントやユーザープロフィール、既存ユーザーといったセグメンテーションフィルターを組み合わせてユーザー群を設定します。 |
インポートオーディエンス | 他のデータを元に用意したユーザーIDのリストをReproに取り込みオーディエンスにします。 |
ID指定オーディエンス | 検証用のオーディエンスです。ユーザーを個別で登録できます。 |
フィルターオーディエンス
イベントやユーザープロフィールのフィルター条件を組み合わせて対象ユーザーをオーディエンスとして保存できます。
施策でよく使う条件をまとめて保存することで、キャンペーンの設定時の配信対象設定では作成したオーディエンスを指定するだけで完了します。
優良顧客を「プレミアム会員」としてオーディエンスに保存した例
プレミアム会員への施策例
- 優良会員限定のキャンペーン情報をプッシュ通知やアプリ内メッセージで配信
- 優良会員向けの入荷情報をプッシュ通知で定期配信
インポートオーディエンス
ユーザーIDをReproに送信すると、ユーザー群として保存できます。
データベースや店舗来店情報といったReproに連携していないデータからユーザー群を設定できます。
店舗での購入ユーザーをインポートしオーディエンスに保存した例
店舗購入ユーザーへの施策例
- 店舗購入のお礼をプッシュ通知で配信
- 「製品のプレゼントキャンペーン」に当選したユーザーへ当選を知らせるプッシュ通知やアプリ内メッセージの配信
ID指定オーディエンス
テスト用のオーディエンスです。
検証端末を登録し、検証端末のみにプッシュ通知やメッセージの配信が可能です。
登録した端末から送信されたイベントやユーザープロフィールの確認もできます。
検証用端末のオーディエンスへテスト配信する例
テスト目的の利用例
- 導入時やプッシュ通知証明書更新時のプッシュ通知のテスト配信
- ユーザーへの本番配信の前に検証端末へテスト配信してデザインの最終確認
- 検証端末に登録されたイベント、ユーザープロフィールの確認
各種オーディエンスの詳しい作成・更新方法は下記の記事で説明します。