オーディエンスは3種類あり、種類毎の特徴や活用方法は「オーディエンスの活用方法を理解する」を確認してください。
作成方法
ID指定オーディエンスを作成します。
[マーケティング] > [オーディエンス]をクリックします。
画面右上の[新規作成]をクリックします。
[ID指定]を選択します。
ID指定オーディエンスの作成画面が表示されます。
オーディエンス名を記入し、[登録する]をクリックします。
オーディエンスが作成されます。
作成したID指定オーディエンスには、ID登録を行うことでいつでもユーザーを追加できます。
次に、それぞれの設定項目を説明します。
オーディエンス
作成したオーディエンスに名前をつけて管理します。
項目名 | 説明 |
---|---|
オーディエンス名 | オーディエンス名を入力します。 各マーケティング機能の配信対象設定時に選択肢としてオーディエンス名が表示されます。設定時にどのようなユーザー群であるのか分かりやすい名前をつけて管理しましょう。 |
ID登録
ユーザーを検索し、登録します。
ユーザーIDやデバイスIDを入力し、検索をクリックします。
項目名 | 説明 |
---|---|
ユーザーを検索 | ユーザーIDや端末情報で端末を検索します。 検索できる値は以下です。 - ユーザーID - 任意でSDK実装により設定する値(ReproApp / ReproWeb) - 広告ID(ReproWebは利用不可) - iOS:IDFA - Android:AAID - デバイスID - iOS:IDFV - Android:ANDROID_ID - Web:ブラウザごとにランダムに生成した UUID |
- 検索は完全一致したユーザーのみ表示されます
- アプリ内で広告ID自体を取得していなかったり、SDKで取得する実装をしていない場合は広告IDで検索してもユーザーは表示されません
- 同じユーザーIDが複数のデバイスやブラウザ上でセットされている場合、すべてのデバイスとブラウザが対象となります
- 1つのID指定オーディエンスで最大50ユーザーまで登録できます
Reproに合致したユーザーが存在すると、端末の情報が表示されます。
右上の [+] ボタンをクリックし、ユーザーを登録します。
検索したユーザーがReproに存在しない場合は、「ユーザーが見つかりませんでした。」 というエラーメッセージが表示されます。
このメッセージが表示された場合に考えられる原因は、以下が想定されます。
- 検索で入力した値が間違っている
- ユーザーIDを設定する処理が実行されていない(ユーザーIDで検索した場合)
- 意図したユーザーIDが設定できていない(ユーザーIDで検索した場合)
- セッションデータがアップロードされておらず、Reproにユーザー情報が記録されていない
セッションデータがアップロードされていない場合は、開発ドキュメントの「セッションがアップロードされないケースは何がありますか?」を確認してください。
ユーザー一覧
登録したユーザーに紐づく端末情報を確認できます。
項目名 | 説明 |
---|---|
ユーザーID | ユーザーにセットされているReproのユーザーIDです。 ユーザーID未設定の場合は - が表示されます。 |
端末名 | 端末名とOSバージョンを表示します。 |
プラットフォーム | 端末のプラットフォームを表示します。 - ReproAppの場合: ios / android - ReproWebの場合: web
|
ADID | 広告ID(iOS:IDFA、Android:AAID)を表示します。 ※ReproAppのみ |
デバイスID | デバイスIDを表示します。 - iOS:IDFV - Android:ANDROID_ID - Web:ブラウザごとにランダムに生成した UUID |
プッシュトークン・プッシュトークン利用可否・プッシュ通知許諾 | ReproAppでプッシュ通知を送信するために必要な情報です。 詳細は開発ドキュメント「プッシュ通知が受信できない場合」で説明しています。 |
プッシュエンドポイント・プッシュエンドポイント利用可否・プッシュ通知許諾 | ReproWebでWebプッシュ通知を送信するために必要な情報です。 詳細は開発ドキュメント「Webプッシュ通知」を確認してください。 |
ユーザー情報
ユーザーIDをクリックすると、ユーザー情報へ遷移します。
ここではユーザーのユーザープロフィールやイベント実行回数を確認できます。
ユーザープロフィール
ユーザーにセットされているユーザープロフィールを確認します。
ユーザープロフィール名、データ型、セットされている値が表示されます。
検索欄で絞り込みたいテキストを入力し、[検索]をクリックすると、入力したテキストを含んだユーザープロフィールを表示します。
イベント実行回数
イベントの実行日付と実行回数を確認します。
[イベントを設定]をクリックするとイベントが一覧で表示されます。
確認したいイベントを指定し、[適用]をクリックします。
イベントの実行した日付と、実行回数が表示されます。
表示させる期間は右上のプルダウンメニューから変更できます。
- 一度に検索できるのは最大30日間、イベント5個までです
- 最大90日前まで遡って検索ができます
- イベントプロパティは表示されません
- 実行した時刻は表示されません
- 端末からデータを送信してから、イベント実行回数に反映されるまで数分間かかります
登録したユーザーの削除
ユーザー一覧の削除したいユーザー右側の [−] ボタンをクリックします。
- ID指定オーディエンスはオーディエンスの枠数を消費しないため、作成したオーディエンス自体の削除はできません
作成したオーディエンスの配信対象への設定
作成したID指定オーディエンスは、キャンペーンの配信対象に設定できます。
ID指定オーディエンスに登録したユーザーに配信対象を限定できるので、テスト配信の利用に適しています。
キャンペーンの作成画面から配信対象にオーディエンスを指定する方法を説明します。
キャンペーンの配信対象設定では、フィルターの条件がプルダウンで表示されます。
[オーディエンス]をクリックすると、作成済みのオーディエンスが表示されるので、設定したいオーディエンスをクリックします。
指定したオーディエンスが配信対象に設定されます。
ここから必要な場合はフィルターを追加し、セグメント条件を組み合わせます。
ID指定オーディエンスは、キャンペーンの配信対象設定で他のフィルターの条件と組み合わせられます。
詳しい設定方法は、FAQの「対象ユーザーの設定時、フィルターや、And・And not・ORの使い方がわかりません、どのように使えばいいですか?」で説明しています。
- キャンペーンの作成、もしくは既存キャンペーンの配信対象を更新した場合、作成・更新を行ってから1時間以内は一部の配信対象ユーザーにキャンペーンが配信されない可能性があります
- 1ユーザーに1000件以上の端末が紐づくID指定オーディエンスを指定した場合、一部端末に配信されない可能性があります
- 詳しくは「Repro App 仕様変更 | 1キャンペーンにおけるユーザーごとのプッシュ通知配信制限について」を確認してください
ID指定オーディエンスの作成・更新方法を紹介しました。
プッシュ通知の配信テストや、アプリ内メッセージのデザイン確認など、キャンペーンのテスト配信は運用するうえでとても大切です。
ID指定オーディエンスを活用して、スムーズに検証を進めましょう。