ReproSDK実装の完了後、Repro管理画面へデータが反映されるか確認しましょう。
ReproSDKが実装できているかは、以下の記事を参考に、アプリの場合は統合開発環境(IDE)のコンソール / Webの場合はブラウザのデベロッパーツールで確認をします。
- Repro App:ログレベルを変更する(ログレベルをデバックに変更することで、動作ログを出力します)
- Repro Web:Repro Webの計測タグが正しく動いているか確認する
Repro管理画面へのデータ反映チェックは、ID指定オーディエンスという機能で登録したユーザー情報の確認が可能で、基本的にこの機能を推奨しています。
この記事では、管理画面へのデータの送信から、データ反映の確認方法を説明します。
管理画面へデータを送信する方法
管理画面へデータを反映させるには、SDKからデータを送信する必要があります。
SDKを実装後、実際に端末でアプリ / Webサイトを操作し、管理画面へデータを送信してください。
一度でもデータが送信されたことがあれば、初期画面から、データが反映された画面へ表示が変わります。
初期画面
データ反映後の画面
また、データが送信されたことがあると、プロジェクト設定で利用中のSDKバージョンが表示されます。
管理画面の左メニューから、[設定] > [プロジェクト設定]をクリックし、[機能設定]タブで確認が可能です。
ユーザー情報の反映
端末から送信されたユーザーの情報がReproに反映されているか確認します。
ID指定オーディエンスでは、登録したユーザーの情報を表示する機能があります。
この機能を利用して、端末で送信したデータの反映状況を確認できます。
- ここでは作成済みのオーディエンスを利用した確認方法を説明します
オーディエンスの基本的な作成方法は「オーディエンス」を参照してください - 端末の情報が分からない場合、SDKの実装がされていればQRコード経由でのテスト端末の登録も可能です
利用方法は「オーディエンス > QRコードを利用してユーザーを追加する」を参照してください
- ID指定オーディエンスをひらき、ユーザーIDやデバイスIDを入力し、検索をクリックします
- Reproに合致したユーザーが存在すると、端末の情報が表示されます
右上の [+] ボタンをクリックし、ユーザーを登録します
このように、ID指定オーディエンスでユーザーの存在を確認することで、Reproを実装したアプリからデータを送信できているということが検証できます。
ユーザー情報を外部からReproへ登録はできません。
必ず端末でSDKを導入したアプリ / Webサイトを操作し、SDKからデータを送信してください。
イベント実行の確認
ID指定オーディエンスにユーザーを登録すると、そのユーザーが実行したイベントを確認できます。
端末で操作したイベントの実行がReproに反映されるか、みていきましょう。
- ID指定オーディエンスに登録したユーザーのなかから、検証するユーザーIDをクリックし、ユーザー情報をひらきます
- [イベントを設定]をクリックすると、イベントの一覧が表示されます
確認したいイベントを指定し、[適用]をクリックします
- 指定したイベントの日付毎の実行回数が表示されます
下図の場合、11/30にアプリ起動を1回、11/30に【画面】ホームを5回実行したデータがReproに送信されたことが分かります
ユーザープロフィールの確認
ID指定オーディエンスでは、登録したユーザーにセットされたユーザープロフィールが表示されます。
端末でユーザープロフィールがセットされる操作を実行し、実際に反映されるか確認しましょう。
- [ユーザープロフィール]をクリックすると、ユーザーに設定されたユーザープロフィールの一覧が表示されます
下図の場合、例えば「お気に入り登録回数」というユーザープロフィールは、整数型で2の値がセットされていることがわかります
ID指定オーディエンスは、特定の端末で送信したイベント実行履歴やユーザープロフィールを反映できるので、実装後にまず確認する検証手段として適しています。
ID指定オーディエンスはSDKからデータを送信後、即時では反映されないので、少し時間を置いてから確認してください。
分析データの反映タイミング
アクセス分析をはじめとするアナリティクス機能でも、イベントが管理画面に反映されたか確認は可能です。
しかし、アナリティクス機能の分析データの反映タイミングは、日次の場合は翌日です。
リアルタイムではないため、アナリティクス機能は検証に適した機能ではありません。
詳細な反映タイミングについては「データの更新タイミング > アナリティクス」で説明しています。
その他の確認方法
イベントやユーザープロフィールが期待通り設定できているかの確認方法は、ID指定オーディエンスの他に、フィルターオーディエンスを利用して対象ユーザー数から反映されたか確認する方法があります。
確認方法は以下の記事で説明しています。