What’s New
今回のアップデートにより、Repro Appを導入しているサービスでのメッセージ表示を、ユーザーの行動とリアルタイムに連動して行うことができるようになりました。
機能追加の背景
以前は、ユーザーがアプリを利用している「同一セッション」内での行動情報や属性情報の変化をリアルタイムで検知する仕組みがなく、施策や分析に十分に活かすことができませんでした。
そのため、「もっとユーザーの今の状況をとらえた施策を実施してみたい」というご要望をいただいておりました。
今回のアップデートでは、アプリ内メッセージに限り、ユーザーのセッション内の情報を活用し、以前よりメッセージの表示トリガーを細かく条件指定できるようになりました。
機能
イベント実行数、ユーザープロフィールなどの条件をあらかじめ設定し、その条件をユーザーが満たした瞬間にキャンペーンを表示することができます。
表示のトリガーとして設定できる条件は下記の4種類です。原則、アプリ内メッセージで利用することができます。
※今回の実装において、リアルタイム化されるのはあくまでメッセージの表示タイミングのみです。「誰に送るか」については現状の仕様を引き継ぎます。
- 任意のイベント実行時
- 指定期間 × 任意のイベントの実行回数
※例:「現在のセッション内」で「お気に入り」イベントを「3」回実行したときにメッセージを表示
※指定期間:Appでは「セッション内」だけ利用できます。 - 任意のイベント × 任意のプロパティ値
※例:「ファッション」カテゴリ(=プロパティ)の商品を、カートに入れた(=イベントが発生した)時、ファッションに関するオススメのメッセージを表示 - ユーザープロフィールの変化
※例:ゲームにて規定のレベルまでアップしたら「このレベルからできること」についてメッセージを表示
メリット
リアルタイムでユーザーとのコミュニケーションが可能になり、よりきめ細やかなタイミングでメッセージを配信することで、CV率や購買率、リテンション率の向上が見込めます。
具体例
- ユーザーのステータスが変わった瞬間に、そのステータスに沿った情報提供が可能
- コンバージョンしやすいユーザーの行動条件が判明している場合(「特定のページを7日以内に3回見ている人がコンバージョンしやすい」など)、その条件に合致したユーザーに対して行動直後にすぐコミュニケーションをとることで、コンバージョンの確度を上げることが可能
ユースケース
以下のようなケースで、リアルタイムメッセージを有効に活用していただけます。
- 目標
「お気に入り機能」の利用を促進したい。 - 課題
ユーザーにお気に入り機能を活用してもらいたいが、お気に入りボタンが目立たずお気に入りをしてもらえない。 - 施策
1セッション内で、3回商品詳細を閲覧したら、お気に入りを促すメッセージを表示する。
使い方
メッセージ表示トリガーの設定方法に関してはこちらの開発ドキュメントをご参照ください。
※「イベント実行時」以外のトリガーをご利用の場合、最新のRepro SDKを組み込んだアプリにアップデートしていないエンドユーザー様には、メッセージが表示されません。
ご利用にあたって必要な作業
SDKアップデートが必要です。手順は下記をご覧ください。
・iOS
https://docs.repro.io/ja/releases/sdk/ios/upgrade.html
・Andoid
https://docs.repro.io/ja/releases/sdk/android/upgrade.html
※Repro SDKのiOS 4.7.0、もしくは、Android 4.4.0 未満のバージョンのアプリを利用しているReproユーザー様には表示されません。
機能要望・ご質問
Reproユーザーの場合:Pluto #feature-requestsまたはCS担当者へご連絡ください。
Reproユーザー以外の場合:フォームからご連絡ください。担当者より返信いたします。