Reproの活用を進めていると、施策対象が偏ることがあります。
施策が増えてきたらユーザー行動に沿ってマッピングし、施策とユーザー行動との対象関係を明らかにすることで、シナリオの全体像を把握することができます。
シナリオの全体像を把握することで、過剰なコミュニケーションを削減したり、足りていないコミュニケーションを追加検討することができ、ユーザーに気持ちの良いコミュニケーションに繋げることができます。
施策を整理する目的
施策を整理する目的は、大きく「サービスとユーザーとのコミュニケーションの過不足をなくす」ことです。具体的には、以下の2つを目指します。
- 重複が発生しているかもしれない箇所を確認し、過剰なコミュニケーションを削る
- 施策の抜けや漏れをなくす
整理の方法
STEP1: 画面遷移図とユーザーの行動フローを可視化する
重要なのは「ユーザー心理と行動を理解し、それに応じた手を打てるようにすること」。その点を意識して、コンテンツをグルーピングします。
ページ単位ではなく、ディレクトリ単位で整理してください。
STEP2:ユーザー行動フロー上に、現在作成している施策をマッピングする
全体のシナリオ整合性を整え、漏れている施策をさらに発案していくためにも、一旦全ての施策を地図上に可視化します。
試行錯誤しやすくするために、付箋などでアプリ内メッセージ(Web内接客)と、プッシュ通知(メール施策)を色分けし、発動条件なども記載してプロットします。
STEP3 : 現状のユーザーコミュニケーションを見直し、シナリオの整理整頓(棚卸)を行う
施策が重複している、もしくは何も対策がされていない行動フローがないかを確認し、施策の場所の移動、条件の変更などをブレスト形式で考えます。
成長阻害要因ワークと共にシナリオ棚卸を行うこともおすすめなので、ぜひペルソナになりきって施策の整理を行ってみましょう。