Webメッセージの配信トリガーでは、メッセージを表示するきっかけとなるタイミングを指定します。
また、配信トリガーのほかにメッセージの表示タイミングという機能でさらに細かいタイミング調整が可能です。
メッセージの表示タイミングについては、「Webメッセージの表示タイミングを設定する」を確認してください。
配信トリガー
項目名 | 説明 |
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トリガーの種類 | 使用するトリガーの種類を選択します。イベントの実行とユーザープロフィールのセットの2種類があります。 |
トリガー | 実際に使用するトリガーを設定します。イベントの実行ではイベント名を選択し、ユーザープロフィールのセットではユーザープロフィールの値を入力します。 |
イベントの実行とユーザープロフィールのセットを選択した場合、それぞれの詳細を説明します。
イベントの実行
イベントの実行をきっかけにメッセージの表示を行います。
イベントとは、特定タイミングのユーザーの行動をトラッキングしたものです。
デフォルトで用意されているイベントは「セッション開始」のみです。それ以外のイベントを利用する場合はタグの実装、もしくはURL条件によってイベントをトラッキングします。
トリガーのセレクトボックスをクリックすると、[イベントを新規作成]と登録されているイベント名が表示されます。
イベントの実行を選択した場合、はじめに新規のイベントを作成するか、既存のイベントを利用するかを選びます。
イベントの新規作成とイベントの選択について説明します。
イベントを新規作成
[イベントを新規作成]をクリックすると、ポップアップでイベント作成画面が表示されます。
イベントを新規作成し配信トリガーとする場合は、各項目を入力して[この内容で作成]をクリックしてください。
入力項目の詳細はWeb設定で説明しています。必要に応じてご確認ください。
イベントの選択
[設定] > [イベント設定]でONにしているイベントがすべて表示されます。
配信トリガーとしたいイベントを選択してください。
どちらかの方法でイベントを選ぶと、追加で設定できる項目が表示されます。
項目名 | 説明 |
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実行時 | イベントが実行されたタイミングを配信トリガーとして設定します。 |
合計実行回数 | イベントが指定回数実行されたタイミングを配信トリガーとして設定します。 |
プロパティ | イベントの実行時に設定されるプロパティの内容にあわせて配信トリガーを設定します。 |
イベントの実行時
指定したイベントが実行された場合にWebメッセージを表示します。
例:「購入」のイベントが実行されたらWebメッセージを表示する
イベントの合計実行回数
指定したイベントが特定の回数だけ実行された場合にWebメッセージを表示します。
例:「購入」のイベントがセッション内で2回実行されたらWebメッセージを表示する
項目名 | 説明 |
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合計実行回数 | イベントの合計実行回数について数値と比較方法を設定します。 数値は、最小2から最大30まで指定できます。 比較方法は「回目」、「回目以上」、「回目以下」のいずれかから選択します。 |
集計対象期間 | イベントの実行回数を集計する期間を指定します。 「セッション内」、「時間」、「分」、「秒」のいずれかから期間を選択します。 期間を指定した場合は、最大3時間まで指定できます。 |
集計対象期間は、配信トリガーに設定したイベントが実行された時点から遡ります。
- 例:3/15 15:00 にイベントを実行した場合
- 集計対象期間が「3時間」であれば、3/15 12:00 以降が集計対象
イベントプロパティの値
指定したイベントの実行時にプロパティが特定の値であった場合にWebメッセージを表示します。
例:「購入」のイベントが実行されたとき、数量というプロパティが10以上で登録されたらWebメッセージを表示する
トリガーの2つめのセレクトボックスにて、イベントプロパティのキー名を選択します。
イベントプロパティのキーを選択した後に、条件を設定してください。
項目名 | 説明 |
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値 | イベントプロパティに登録される値を入力します。 |
比較方法 | 11種類の方法から選択します。 - 「と一致する」 - 「と一致しない」 - 「のいずれか」 - 「以上(数値)」 - 「以下(数値)」 - 「を含む(文字列)」 - 「を含まない(文字列)」 - 「正規表現に一致」 - 「正規表現に一致(大文字と小文字の違いを無視)」 - 「正規表現に一致しない」 - 「正規表現に一致しない(大文字と小文字の違いを無視)」 |
- 正規表現に一致する など、正規表現にもとづく条件を利用した場合、指定された値は
new RegExp()
の引数となり条件比較が行われます。正規表現の詳細な仕様については MDNのドキュメント を参照してください。 - JavaScriptのオブジェクトに対してどのような比較が行われるかに関しては 開発ガイド > 「イベントトリガー、Webメッセージの表示条件における値の扱いについて」をご確認ください。
ユーザープロフィールのセット
ユーザープロフィールにセットされたとき、値が指定の値であった場合にWebメッセージを表示します。
ユーザープロフィールとは、性別、年齢、地域、言語、会員種別などの付帯情報を指します。
デフォルトで用意されているユーザープロフィールは「最後に使った日」「ロケール」「タイムゾーン」のみです。それ以外のユーザープロフィールを利用する場合はタグの実装、APIを利用した実装が必要です。
例:ユーザープロフィール「Job」に値が登録されたとき、値に「marketer」がセットされたらWebメッセージを表示する
項目名 | 説明 |
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セットされる値 | セットされるユーザープロフィールの値を入力します。 完全一致の場合のみ動作します。 |
セットされる値は、変更前の値を指定することができません。
したがって、セット前と同じ値が再度ユーザープロフィールにセットされた場合でも、配信トリガーとして機能します。
Webメッセージの配信トリガーの設定が完了しました。
続いての項目「Webメッセージのメッセージを設定する」を参照し、設定を続けてください。選択したテンプレートによって記事が異なります。
作成するWebメッセージのテンプレートに合わせた記事を参照してください。