Webメッセージを作成するために必須となるテンプレートの選択について説明します。
テンプレートの選択
Webメッセージの作成時、一覧画面からテンプレートを選択します。
各テンプレートの説明に利用される定義を説明します。
項目名 | 説明 |
---|---|
テキスト | 見出しと本文の設定ができます。 |
画像 | 画像が添付できます。 |
ボタン | 任意のテキストのボタンを設置できます。あわせてボタンをクリックしたタイミングでトラッキングされるイベントの設定が可能です。 |
閲覧人数表示 | 特定条件でのページ閲覧人数表示ができます。詳しくは閲覧人数表示で説明します。 |
カウントダウン | 特定時刻までのカウントダウンが表示できます。詳しくはカウントダウンで説明します。 |
テンプレートは様々なデザインが存在しますが、選択するテンプレートの種類によって利用できる機能があります。
テンプレートで利用できる機能
テンプレートはデザインだけでなく、選択することで機能が追加されることがあります。
カウントダウン、閲覧人数表示という2つの機能で、それぞれ説明します。
カウントダウン
カウントダウンでは、指定された時刻までの残り時間を表示できます。
購入を迷っているエンドユーザーに対して、「期間限定セール終了まであと3日」のような表示を行うことで、コンバージョンの促進が期待できます。
カウントダウン機能が追加されたテンプレートを利用すると終了時刻を設定するだけで、カウントダウンのWebメッセージ配信が可能です。
詳しくは「Webメッセージのカウントダウンを利用する」をご確認ください。
閲覧人数表示
閲覧人数表示では、特定条件のページを閲覧した人数を集計しWebメッセージ表示に利用できます。
購入を迷っているエンドユーザーに対して、「この商品を1時間以内に100人が閲覧しています」のような表示を行うことで、今を逃すと機会損失になることを意識させ、コンバージョンを促します。
閲覧人数機能が追加されたテンプレートを利用すると特定のページ条件を指定するだけで、閲覧人数を表示したWebメッセージ配信が可能です。
詳しくは「Webメッセージの閲覧人数表示を利用する」をご確認ください。
それでは各テンプレートの特徴を説明するため、テンプレートの種類について説明します。
テンプレートの種類
テンプレートは大きく分けて5つ種類があります。
そのうち、画像やボタンの設定がカスタマイズできるよう複数パターンのテンプレートが用意されています。
それぞれダイアログで64個、固定バーで12個、吹き出しで5個、埋め込みで63個、その他で3個あり、計147個のテンプレートがあります。
大枠である5種類の項目について記載します。
ダイアログ
ダイアログは、表示位置やオーバーレイの有無を指定して、画像やテキスト、ボタンを組み合わせたメッセージを表示します。
メッセージがWebサイトの上に浮いた形で表示されるため、大きくユーザーの目を引きます。強く主張したいコンテンツを表示するのに有効です。
ダイアログの中で選択したテンプレートによって、ボタンに関しては最大4つまで選択でき、それぞれ指定のページを開くURLを設定することができます。
おすすめの用途
- ECにおけるクーポン
- ユーザー全員に周知したいアンケートやお知らせ
ダイアログで設定する内容に関しては「Webメッセージのメッセージを設定する:ダイアログ」をご確認ください。
固定バー
固定バーは、画面上部もしくは下部にWebサイトと重なる形でメッセージを表示します。ユーザーのページスクロールに追従するメッセージを表示することが可能です。
ポップアップよりも緊急度は低く、主張も控えめですが、ユーザーにしっかり伝えたい内容を表現するのに向いています。
おすすめの用途
- 申し込みや会員登録など、コンバージョンポイントへの誘導
- サイトの更新情報
固定バーで設定する内容に関しては「Webメッセージのメッセージを設定する:固定バー」をご確認ください。
吹き出し
吹き出しは、メニューやボタンなど、Webサイト上の特定要素を指定しメッセージを表示します。
Webサイト内で目立たせたい要素をはっきりさせ、 購入ボタンや申し込みボタンといったコンバージョン要素に対して直接ポップアップを表示させることが可能です。
そのため、コンバージョンを促進するのに有効です。
吹き出しは、CSSセレクタを使用し、Webサイト内の表示対象要素を指定する必要があります。
そのため、利用に際してはHTMLとCSSの知識をお持ちの方が行ってください。
おすすめの用途
- カート要素に対してメッセージを表示し、購入導線の強化
- 新規登録ボタンに対してメッセージを表示し、クリック後のステップを明示、アクションの訴求
吹き出しで設定する内容に関しては「Webメッセージのメッセージを設定する:吹き出し」をご確認ください。
埋め込み
埋め込みは、Webサイト上の特定要素にマッチするセレクタを指定し、指定した箇所にメッセージを表示します。
サイトデザインに合わせ埋め込みを利用し配信することで、あたかもサイトにもともとあった要素であるかのように表示できます。
埋め込みは、CSSセレクタを使用し、Webサイト内の表示対象要素を指定する必要があります。
そのため、利用に際してはHTMLとCSSの知識をお持ちの方が行ってください。
おすすめの用途
- ヘッダー要素に最新のお知らせ情報を追加し、ユーザー行動を止めず重要告知を行う
- 商品情報ページのカート追加ボタンの前にタイムセール情報を追加し、コンバージョンを促す
埋め込みで設定する内容に関しては「Webメッセージのメッセージを設定する:埋め込み」をご確認ください。
その他
ここまでダイアログ、固定バー、吹き出し、埋め込みと紹介しました。
その他に利用できるテンプレートが3種類あります。下記にご案内します。
シルバーエッグレコメンドメッセージ
Reproとシルバーエッグ・テクノロジー社のレコメンドサービス(アイジェント・レコメンダー) を連携し、ReproのWebメッセージ機能でレコメンデーションを利用できます。
例えば商品ページの下の方までスクロールしなければ見れないレコメンド情報がある場合、閲覧せずに離脱されてしまうケースが想定されます。
Reproとシルバーエッグを連携することで、Webメッセージとして特定のユーザーにセグメントし、画面上の好きな位置に自由なタイミングで表示でき、レコメンデーションの効果を最大化できます。
また、ページの特徴に合わせて「レコメンドのタイプ」を変更したり、効果的なレコメンドのタイプを検証するために、種類別の複数パターンを作ってA/Bテストを実施することも可能です。
シルバーエッグ社をすでに利用している場合でも利用開始には手続きが必要です。
弊社カスタマーサクセス担当までご連絡ください。
オリジナル
オリジナルでは、テンプレートに用意されていないデザインのメッセージを作成します。
HTML・CSSの知識がある方であればテンプレートのみで実現できないデザインを自由に表現できます。
オリジナルでのメッセージ作成方法については「Webメッセージをカスタムする」で説明します。
アイコン
アイコンでは、指定した画像をメッセージを浮いた形でサイト上に表示することができます。
表示位置が指定できるのでユーザーの動作を妨げることなく、誘導したいページのリンクを置きたい場合に向いています。
おすすめの用途
- お得なキャンペーン情報ページへのリンク
- ヘルプページなどへの誘導
アイコンで設定する内容に関しては「Webメッセージのメッセージを設定する:その他」をご確認ください。
選んだテンプレートのカスタム方法
テンプレートを選択後に、Webメッセージ編集画面でカスタムに切り替えることでHTML・CSSを編集できます。
テンプレートを利用し、本文などを入力した後にカスタムに切り替えることで、テンプレートで作成したHTML・CSSが記載された状態で作成が可能です。
0からHTML・CSSを記載せずにオリジナリティのあるWebメッセージを作成でき、施策作成の時間短縮が行えます。
また、どのテンプレートを選択してもこの操作を行うことができます。
詳しくは「Webメッセージをカスタムする」をご確認ください。