Webメッセージの配信設定は、メッセージを配信する期間や優先度など詳細な条件を登録します。
配信設定は、キャンペーンが配信される条件設定を行う項目で、実際にエンドユーザーの行動によってメッセージを表示するきっかけを指定するには、配信トリガーを利用します。
詳細は「Webメッセージの配信トリガーを設定する」を確認してください。
それでは、配信設定として登録する項目の定義を説明します。
配信設定
登録した内容は、各ユーザーごとに適用されます。ユーザーはユーザーIDで区別されます。
項目名 | 説明 |
---|---|
配信期間を設定する | キャンペーンを配信する期間を設定します。 |
配信曜日を設定する | 選択すると、配信する曜日を指定できます。 指定しない場合は、すべての曜日で配信します。 |
配信時間帯を設定する | 選択すると、配信する時間帯を指定できます。 指定しない場合は、すべての時間帯で配信します。 |
表示頻度 | キャンペーンを各ユーザーに表示する回数を制御します。 |
メッセージの同時表示 | 選択すると、他のWebメッセージが表示中であっても、メッセージを表示します。 |
メッセージ優先度 | 同一の 配信トリガー かつ 同時表示を有効にしていない キャンペーン同士で、表示するメッセージの優先度を設定します。 |
配信曜日を設定する
項目名 | 説明 |
---|---|
日〜土 | キャンペーンを配信する曜日を選択します。 配信曜日を設定するにチェックをいれた直後はすべての曜日が選択されている状態です。 外したい曜日をクリックすると、配信から除外できます。 上記は日曜日・土曜日を除外し平日のみの設定例です。 |
配信時間帯を設定する
項目名 | 説明 |
---|---|
0〜24 | キャンペーンを配信する時間帯を選択します。(指定は1時間ごと) 配信時間帯を設定するにチェックをいれた直後はすべての時間帯が選択されている状態です。 外したい時間帯をクリックすると、配信から除外できます。 上記は0時から9時59分ならびに19時から23時59分を除き、日中のみを指定する設定例です。 |
表示頻度
1ユーザーに1回のみ表示と1ユーザーに複数回表示を選択できます。
項目名 | 説明 |
---|---|
1ユーザーに1回のみ表示 | 1ユーザーに1回のみメッセージを表示します。 |
1ユーザーに複数回表示 | 1ユーザーに対して複数回メッセージを表示します。 複数回表示の場合は、最大表示回数を設定する必要があります。 - 累計の最大表示回数 - 選択できる回数は2回〜10回・無制限の10種類です - チェックボックスを選択すると、条件として1日毎の最大表示回数を追加します - 1日毎の最大表示回数は、1回から10回まで設定できます |
- 配信対象が初回ユーザーの場合、表示頻度は 1ユーザーに1回のみ表示 または 無制限 のみ設定できます
- キャンペーンを非公開に切り替えた場合であっても、表示頻度は内部的に保持されているので、ユーザーごとのWebメッセージ表示回数はリセットされません
- ユーザーごとの制御であるため、複数ブラウザから同じユーザーIDとしてアクセスした場合、各ブラウザごとのメッセージ表示回数ではなく、ユーザー単位で制御が行われます
- 1日の最大表示回数を指定しない場合、弊社システムの状況によっては、設定した回数以上メッセージが表示されることがあります
- 1ユーザーに複数回表示する場合、メッセージが表示されてから、Repro内部でメッセージが表示されたことを検知するまではメッセージが表示されません
メッセージの同時表示
他に公開されているWebメッセージとの同時表示を有効にします。
「他のメッセージとの同時表示を有効にする」にチェックをいれることで、同時表示が有効になります。デフォルトでは同時表示は無効です。
同時表示が無効同士のメッセージがあると、メッセージ優先度に従いどちらか一方のみが表示します。
同時表示が無効のメッセージは最大1つを表示し、あわせて同時表示が有効なメッセージをすべて表示します。
メッセージ優先度
同時表示が有効ではないメッセージの場合、優先度を「高・中・低」から指定できます。
同時表示が無効 かつ 同一の配信トリガー を設定したメッセージを複数配信する場合、優先度の設定が適用されます。
優先度の高いメッセージを先に表示、仮に同じ優先度のメッセージを同時配信している場合は、更新日時が最新のメッセージを優先し表示します。
ユースケース
同時表示の設定とメッセージ優先度の設定は、2つの設定項目の兼ね合わせで動作します。
各項目定義の説明だけでは想定しづらいケースを説明します。
ユースケース1
同時表示が有効なメッセージを複数配信する場合
項目名 | 説明 |
---|---|
メッセージA | 同時表示が有効 |
メッセージB | 同時表示が有効 |
メッセージは両方とも表示されます。
メッセージを複数配信する際は同条件で表示されるケースがあるか、トリガーや同時表示の設定内容を確認して、公開してください。
ユースケース2
同時表示が有効なメッセージと無効なメッセージを配信する場合
項目名 | 説明 |
---|---|
メッセージA | 同時表示が無効 |
メッセージB | 同時表示が有効 |
メッセージは両方とも表示されます。
同時表示が無効なメッセージAは、同じく同時表示が無効と設定されているメッセージのみが表示されず、同時表示が有効なメッセージは常に同時表示されます。
必ず1つのメッセージのみを表示したい場合には、すべてのキャンペーンで「同時表示を有効にする」のチェックを外してください。
ユースケース3
同時表示が無効なメッセージを複数配信する場合
項目名 | 説明 |
---|---|
メッセージA | 同時表示が無効 優先度高 1ユーザーに1回のみ表示 |
メッセージB | 同時表示が無効 優先度中 1ユーザーに1回のみ表示 |
同一配信トリガーを利用する場合、下記のように配信されます。
- 1回目のアクセス メッセージAのみ表示
- 2回目のアクセス メッセージBのみ表示
同時表示が無効、かつ配信トリガーが異なるメッセージを複数配信する場合
項目名 | 説明 |
---|---|
メッセージA | 同時表示が無効 優先度高 1ユーザーに1回のみ表示 配信トリガー:ページ閲覧3秒後 |
メッセージB | 同時表示が無効 優先度中 1ユーザーに1回のみ表示 配信トリガー:セッション開始時 |
メッセージの同時表示を無効と選択していても、優先度の反映がイメージ通りに行われないことがあります。
ランディング時にページ閲覧3秒後とセッション開始を満たしている場合、優先度は中ですが先にイベントが実行されるセッション開始タイミングが起点のメッセージBのみ表示されます。
その後、2回めのページ閲覧3秒後にメッセージAが表示されます。
優先度を確実に設定したい場合、同一の配信トリガーを利用することを検討してください。
Webメッセージの配信設定が完了しました。