最低限のSDK実装を行ったアプリをストアリリースすることで、スムーズにReproのプッシュ通知配信が実現できます。
先立ってストアリリースを行う理由
Reproでプッシュ通知機能を利用するためには、配信に必要なトークン値が必要です。
モバイルアプリ上で発行されるトークン値をReproへ送信し、保持させることでプッシュ通知の配信を実現します。
ツールの乗り換えでReproを利用する場合、0からトークン収集を行います。
スムーズな施策開始を目指すには、データ蓄積を目的に最低限Reproを組み込んだアプリを一度先立ってリリースすることをおすすめしております。
適切にフェージングを行って運用するには
前提として、適切な配信対象にプッシュ通知を配信するためには、エンドユーザーの行動情報や属性情報を収集する実装が必要です。
ご契約にもよりますが、イベント(行動情報)やユーザープロフィール(属性情報)は、カスタマーサクセスと協議の上で実装方針を決定します。
しかしながら、その実装箇所のすり合わせには多少時間がかかります。
そのため、先立ってプッシュ通知関連の実装のみを行ってストアリリースすることにより、アクティブユーザーへのプッシュ通知の配信が比較的早く実現できます。
フェーズをわけた進行
まず、SDKの導入とReproへプッシュトークンを受け渡す実装のみ先立って完了します。
その段階でストアリリースすると、最新アプリバージョンを利用するアクティブユーザー全体に対してプッシュ通知を配信できるようになります。
また、ユーザーIDの実装も行うと、プッシュ通知をユーザー指定で配信できます。
これらの実装が完了した後、イベントやユーザープロフィールを追加で実装し、さらなるセグメントを切ったユーザーへの配信を検討していきます。
実装方法
プッシュトークン(iOS: device_token / Android: RegistrationID)をReproで保持できるような最低限の実装のみ行います。
具体的な実装項目としては以下の3つです。
- SDK導入(iOS / Android)とsetupと呼ばれるイニシャル実装(iOS / Android)
- プッシュトークンの収集実装(iOS / Android FirebaseSDK導入 〜 Android トークン収集)
- ユーザーID実装
3まで行った場合、ユーザーID指定でプッシュ通知を配信するアプリ側の準備が完了し、2まで行った場合、ユーザーIDなしの情報でプッシュ通知を配信するアプリ側の準備が完了します。
(別途、実際に配信するためにはRepro管理画面側でプッシュ通知証明書の登録が必要です。)
進行にあたりご不明点などございましたらカスタマーサクセス担当、もしくは管理画面のチャットよりお問い合わせください。