機能概要
KPI分析とは、任意のイベントの実行率を確認し指標となる重要なイベントをどれくらいのユーザーが実行しているかを確認することで、アプリ・Webサイトの課題発見と施策の効果検証を行うことができる機能です。
利用方法
KPI分析は、アプリ・WebサイトにReproを導入したすべてのお客様が利用できます。
管理画面の左メニューより[マーケティング] > [KPI分析]にアクセスします。
具体的な使い方
任意のイベントと、その実行回数を設定し重要なイベントを実行しているユーザーの割合を確認します。
イベント名とイベントの実行回数を設定し、保存するとKPI分析のグラフが表示されます。
イベント名とイベントの実行回数を設定し、保存するとKPI分析のグラフが表示されます。
()内の数字は設定したイベントの実行回数を表しています。
イベントの実行回数は、そのイベントを指定した回数以上実行したユーザーの割合となります。例えば購入(2)という設定をした場合は、購入を2回以上実行したユーザーの割合が表示されます。
商品の購入や申し込み完了など、アプリ・Webサイト内で重要な指標となるイベントの達成率を継続的に確認することで、課題発見が可能となります。
課題を発見したら、なぜユーザーはそのイベントを実行しないのか仮説を考え、その仮説にもとづいたプッシュ通知・メッセージなどの施策を実施し効果検証を行いましょう。
ヒント💡
- SDKが自動でトラッキングする「初回起動」以外のイベントを用いてKPI分析を行う場合、イベントトラッキングが必要です。
詳細は開発ガイド > イベントトラッキングを参照の上、分析に必要なイベントが実装されているかご確認ください。
活用イメージ
プッシュ通知やメッセージなどの施策を実施した結果、アプリ・Webサイト内のコンバージョンとなる重要なイベントの実行率にどのような影響があったかを確認することができます。
また、アプリ内メッセージの配信トリガーに設定するイベントを検討する際に、任意のイベントを複数の実行回数で設定し、おおむねどれくらいのユーザーに配信されるかのインパクトを推測することができます。
■ 例:「ホーム画面」の実行時にメッセージを出したい場合
- KPI分析にてイベント>ホーム画面、実行回数>1回、2回、3回で比較し、2回以上のユーザーの割合が60%を超えていた
- 配信トリガーとして「ホーム画面」の2回めの実行時で配信を行った場合、ある程度のインパクトがありそうと判断できる
注釈💬
アプリ内メッセージの配信トリガーは集計対象期間がセッション内であるのに対し、KPI分析の集計期間は日次となりそれぞれ定義が異なります。
そのため、配信トリガーの検討にKPI分析の数値を利用するのはあくまで参考値としての考え方となります。
実際に使い始める
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