機能概要
イベント起点プッシュ通知は、サービスを利用中のユーザーの行動をきっかけにして、プッシュ通知を配信する機能です。
配信時刻を指定するプッシュ通知とは異なり、ユーザーの行動をトリガーに配信できます。
イベント起点プッシュ通知の特徴
サービスを利用中のユーザーの行動をきっかけにして、プッシュ通知を配信します。
ユーザーの行動にあわせてプッシュ通知の配信を遅延できるため、ある行動をしたユーザーに対して、コンバージョンを達成してもらうためのリマインドや、サービスの活用に向けた後押しをするコミュニケーションがとれます。
また、プッシュ通知の配信までに施策のゴールとなる行動をユーザーが達成すると、配信をキャンセルできるので、ユーザーの行動と通知の行き違いを防げます。
例:カートに追加をきっかけにプッシュ通知を配信する
利用方法
イベント起点プッシュ通知は、アプリにReproを導入したすべてのお客様が利用できます。
管理画面の左メニューより [マーケティング] > [イベント起点プッシュ通知] にアクセスします。
具体的な使い方
管理画面で配信トリガーのイベントや配信タイミング、メッセージの内容を登録するだけで、ユーザーの行動にあわせたプッシュ通知を配信できます。
配信対象はイベントの実行やユーザープロフィールでセグメントできるので、特定の条件を満たした方に限り、ユーザー行動をきっかけに配信することもできます。
また、配信時間帯や配信頻度の設定も指定できるので、意図しない時間帯への配信や1日にプッシュ通知が何度も配信されることを防げます。
プッシュ通知を利用するためには実装が必要です。SDKの実装が済んでから利用してください。
トリガーに設定するイベントは、イベントトラッキングの実装が必要です。SDKの実装担当エンジニアと必要な実装を確認してください。
活用イメージ
配信トリガーや配信タイミングをカスタマイズすることで、ユーザーの行動に合わせたコミュニケーションが可能になります。
- 会員登録をせずに離脱したユーザーに会員登録を促進する
- 課金ページを見たが購入に至らなかったユーザーに特別オファーする
具体的なユースケース
イベント起点プッシュ通知を利用することで、通常のプッシュ通知よりも大きな効果が得られた事例を紹介します。
EC系アプリで会員登録の途中で離脱してしまうユーザーの対策
- 仮説:「あとで登録しよう」と思ってそのまま忘れている
- 対策:会員登録画面の閲覧をトリガーに、登録未完了のユーザーへプッシュ通知を配信した
- 結果:アプリダウンロード後の会員登録率が向上した
人材系アプリで求人を閲覧後、応募が完了していないユーザーの対策
- 仮説:応募を完了したつもりで離脱している
- 対策:応募フォームをトリガーに、リマインドの内容でプッシュ通知を配信した
- 結果:応募完了率が大幅に改善した
このように自社サービスの重要KPIに対し、適切なタイミングで行動を促すと効果が高いことがわかります。
ユーザーの行動にあわせてプッシュ通知を配信することで、プッシュ通知の効果を最大限に発揮できる機能です。
ユーザーの離脱ポイントをはじめとする課題にあわせて、イベント起点プッシュ通知を活用していきましょう。
実際に使い始める
それでは実際にイベント起点プッシュ通知を使い始めましょう。
具体的な利用方法は以下を参照してください。