機能概要
イベントとは、ユーザーの行動をトラッキングするためのデータ形式です。
たとえば、イベント名「購入」を記録すると同時に、イベントプロパティ名「金額」に「1000」という形で付帯情報を追加できます。
イベントを使って、アナリティクス機能や、プッシュ通知・アプリ内メッセージのようなマーケティング機能を利用するために必要なユーザーの行動をトラックします。
利用方法
イベントの実行がReproに送信されると、さまざまな機能で利用することができます。
例:アナリティクス機能でイベントの実行数を確認
この例では、アクセス分析という機能を利用し、アプリ起動およびアカウント登録イベントの実行数を確認しています。
イベントは追加のSDK実装を行わない場合、デフォルトで取得するイベントのみが記録されます。
デフォルトで取得するイベントは、ReproAppでは「アプリ起動」「初回起動」、ReproWebでは「セッション開始」です。
SDKの導入後に任意のタイミングでイベントを実装してください。
- ReproApp:開発ガイド > イベントトラッキング
- ReproWeb:開発ガイド > イベントトラッキング
具体的な使い方
イベントは大きく4つの用途で利用します。
- 各種アナリティクス機能で、イベントの実行を確認しユーザーの行動を分析する
- 各種マーケティング機能で、イベントを実行したユーザーのみをキャンペーン配信する対象ユーザーとしてセグメントする
- 各種マーケティング機能で、イベントを実行したタイミングをキャンペーン配信するトリガーに指定する
- 各種マーケティング機能で、キャンペーンのコンバージョンとなるイベントを選択する
活用イメージ
ユーザーの行動を分析し、期待する行動を促進することが重要です。
そのため、ECのアプリやWebサイトであれば、まずは「商品ページ閲覧」、「カートに追加」、「購入完了」などのユーザーの行動を分析するうえで重要なイベントを収集します。
収集したイベントの実行率をアナリティクス機能で確認し、マーケティング機能を利用して、行動を促進するための施策を実施していきます。
ユーザー行動の分析
アプリやWebサイトのユーザーに期待する行動が実際に行われているか、具体的な実行数をアクセス分析を利用し、把握することができます。
期待する行動の促進
「カートに追加」はしたが「購入完了」をしていないユーザーをセグメントし、買い忘れがないかを知らせるプッシュ通知の配信することで購入を促すことができます。
また、特定の「商品ページ閲覧」実行をトリガーとしてクーポン情報をアプリ内メッセージやWebメッセージで配信し、ユーザー行動を後押しすることも可能です。
配信する施策のコンバージョンイベントとして「購入完了」を選択し、施策の効果を確認しながらPDCAサイクルを回していきましょう。
実際に使い始める
まずはイベントを実装して、イベントがトラッキングされることを確認しましょう。
各機能でのイベント利用方法は、それぞれの記事で紹介します。