ユーザーID設定タイミングのベストプラクティス
アプリのログイン機能有無によりベストなタイミングは異なります。
ログイン機能がないアプリ
ユーザーIDを設定しないか、アプリ起動時に端末ごとの一意な値をユーザーIDに設定してください。
このとき、重複する可能性のある文字列をセットしないでください。その場合、同一ユーザーが複数のデバイスやブラウザを利用しているとみなされます。
ログイン機能があるアプリ
ログイン後と(ログイン済みユーザーの場合)アプリ起動時(*1)にのみ会員IDをユーザーIDとして設定するようにしてください。ログアウト時にユーザーIDの変更は不要です。
プッシュAPIなど各API機能を利用する場合は、アプリ起動時に、未ログインユーザーは端末ごとの一意な値をユーザーIDに設定してください。(*2)
(*1): Repro導入と同時にアプリを公開する場合はログイン時のみで問題ありません。すでにアプリが公開済みの場合は、Repro導入以前からログイン済みのユーザーにユーザーIDを設定するため、アプリ起動時にもユーザーIDを設定してください。
(*2): 未ログインユーザーがログインした場合、ユーザーIDが変更されることになります。ユーザーIDが変更された場合、異なるユーザーとして同定されます。
TIPS
ユーザーIDを設定しない端末について
プッシュAPIなど各API機能はユーザーIDを指定して利用します。これらの機能を利用する場合は、ユーザーIDを設定する必要があります。
ログインの有無によるセグメントを行いたい場合
ログイン状態をユーザープロフィールに設定してください。
ログイン/未ログインでユーザーIDを変更すると、異なるユーザーとして同定されます。
ユーザーIDを変更した場合の影響
以下のような影響が発生します。
- ログイン前後で行動履歴が紐付かないことによる、リテンション率の低下
- ログイン前後それぞれのユーザーが登録されることによる、全ユーザーの増加
ユーザーID未設定の状態からユーザーIDを設定した場合は、同一ユーザーとしてイベント/ユーザープロフィールがユーザーIDをセットした後も引き継がれます。