オーディエンス機能を利用することで確認が可能です。
この記事では、アプリやWebサイトの操作によって、期待通りイベントがトラッキングできているか、イベントの実行情報がReproに登録できているかを確認する方法を中心に説明します。
オーディエンスを利用すると、検証端末を登録してイベントの実行回数をみたり、対象イベントを送信したユーザー数を確認できます。
また、ユーザープロフィールの登録やユーザーに設定できているか確認する方法については、この記事では説明しません。
FAQ「ユーザープロフィールの実装後、ユーザーに設定できているか確認する方法はありますか?」を参考にしてください。
それぞれの方法をみていきましょう。
ここでは作成済みのオーディエンスを利用した確認方法を説明します。
オーディエンスの基本的な作成方法は「オーディエンス」を参照してください。
ID指定オーディエンスの確認方法
ID指定オーディエンスでは、登録したユーザーのイベント実行回数を表示する機能があります。
この機能を利用して、検証端末でイベントがトラッキングできているか閲覧できます。
- ID指定オーディエンスから検証するユーザーIDをクリックし、ユーザー情報をひらきます
- [イベントを設定]をクリックすると、イベントの一覧が表示されます
確認したいイベントを指定し、[適用]をクリックします
- 指定したイベントの日付毎の実行回数が表示されます
この場合は、11/30にアプリ起動を1回、11/30に【画面】ホームを5回実行したデータがReproに送信されたことが分かります
ID指定オーディエンスは特定の端末で送信したイベント実行履歴を反映できるので、実装後にまず確認する検証手段として適しています。
フィルターオーディエンスの確認方法
フィルターオーディエンスでは、対象ユーザー数を表示できます。
この機能を利用して、対象イベントを実行したユーザー数から、ユーザーが実行したイベントがReproに送信し反映されたか検証できます。
- オーディエンスのフィルターに確認したいイベント、「1日以内に1回以上実行した」を指定します
- 更新ボタンをクリックします
- 対象ユーザー数が表示されます
この場合、【画面】ホームを1日以内に1回以上実行したユーザーが12存在することが分かります
フィルターオーディエンスでは管理画面に送信されたユーザー数を把握できるため、複数の端末でイベントを送信し反映状況を確認したいケースや、端末の登録が難しい場合の検証に向いています。
- ID指定オーディエンス、フィルターオーディエンスは端末からデータを送信後、反映までに数分間を要します
- アプリ起動後すぐにタスクキルなどをするとデータが上手く送信できないことがあります
- しばらくアプリを操作し、アプリをバックグラウンドに遷移させるなど間隔をあけて動作検証をしてください
- イベントが送信されない場合は、開発ドキュメントのFAQ「イベントが上がってきません。何が原因ですか?」を確認してください
分析データの反映タイミング
アクセス分析をはじめとするアナリティクス機能の分析データの反映タイミングは、日次の場合は翌日です。
リアルタイムではないため、アナリティクス機能は検証に適した機能ではありません。
詳細な反映タイミングについては「データの更新タイミング > アナリティクス」で説明しています。
状況にあわせて適切な確認方法を選び、スムーズに検証を進めましょう。